歯と個人識別

人体組織のなかでもっとも硬いエナメル質、骨より硬い象牙質、セメント質の三硬組織から構成されている歯は、物理的・化学的破壊に対して強い抵抗性をもちます。したがって、歯は死後変化の影響を受けにくく、きわめて長期にわたって原形を保持することができるのです。また、個人における歯の各種所見は千差万別であり、その差異は指紋にも匹敵するとまでいわれており、法医学分野では個人識別の指標としてきわめて重要な価値をもっていると言われています。驚くべき事実です。皆様ご存知でしたでしょうか。とくに白骨死体、一度に多数の死者発生を